2010年05月12日

魍魎の匣|原田眞人

説明不要の大人気「京極堂シリーズ」映画化の第二弾。メインキャラの5人が猟奇的な美少女連続殺人事件の謎を解いて行くミステリー。撮影に2年もかけたという意味は不明だが、原作の一部を大胆に省いてメインキャラに焦点を当てた脚本と、時間軸が前後する構成は面白い。阿部寛が何をやっても「阿部寛」なのが個人的にウケた。
舞台は戦後すぐの東京。京極堂という「憑物(つきもの)落とし」とその仲間の小説家、探偵、刑事、京極堂の妹がメインキャラ。で、問題は柄本と宮藤。この二人の人柄が良さそうで猟奇的殺人犯に見えないのが何とも困った。ちっとも恐くないバラバラ殺人犯のおかげで作品がほんわか。でも高級な火スペと思えば充分に楽しめる。原作が面白すぎるので仕方ない。
余談だが、映画化の第一弾「姑獲鳥の夏」を撮ったのが実相寺監督だったわけです。このシリーズは故・実相寺監督が撮るべきだと誰もが解った中で2006年に他界。だからもう仕方がない。今回の第二弾はあえてポップに仕上げたんだと思われる。

京極夏彦『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』講談社文庫原田眞人監督作品「魍魎の匣」原作:京極夏彦『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』
監督・脚色:原田眞人
脚色協力:猪爪慎一
撮影:柳島克己
編集:須永弘志
音楽:村松崇継
出演:堤真一、椎名桔平、阿部寛、田中麗奈、
   宮迫博之、柄本明、宮藤官九郎
2007年/日本/133分
映画「魍魎の匣」公式サイト >>  
Posted by 真 at 13:00 |livedoor clip!