2010年05月14日

バートン・フィンク|コーエン兄弟

面白い!コーエン兄弟作品の中で一番好きかも。10年近く前の作品だけど時代感覚的ズレなく観れる一本。映画タイトルは主人公の名前なんだけど、フィンクには別の意味もある。作品の舞台は世界恐慌直後の1941年アメリカ。N.Y.で舞台の脚本家をしてるバートン。ハリウッドでの映画の脚本の執筆依頼がきて、L.A.のホテルに長期滞在して書き始めるのだが、全く筆が進まない。そんな中、隣の部屋の男チャーリーと知り合い親交を深めてゆくが…。

優しく親切なその隣人チャーリーが、実は怪物だった…。え〜っ。うっそ〜。って、後半になるにつれて、シュールさが加速どころか、も〜炸裂しちゃいます。映画の終盤、もはやホテルは戦火のよう。シューーール!これはバートンが見た夢ではないのか?とさえ思えてくる過激で過剰な現実が、映画としては面白いが安易に笑えない恐さもある。映画のラストがこれまたシュールな終わり方。史上初となるカンヌ主要三部門を制覇しただけあって、コーエン兄弟を代表する傑作!

コーエン兄弟「バートン・フィンク」原題:Barton Fink(1991年/アメリカ・イギリス/116分)
製作:イーサン・コーエン
監督:ジョエル・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:カーター・パウェル
編集:ロデリック・ジェインズ(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)
出演:ジョン・タトゥーロ、ジョン・グッドマン、ジュディ・デイヴィス  
Posted by 真 at 12:00 |livedoor clip!