2010年06月07日

真実の行方|グレゴリー・ホブリット

主役を喰ってしまうと評判のカメレオン俳優エドワード・ノートン。彼の映画デビュー作ってことで観たんだけど、やっぱりギアさん喰われ気味(笑)。野心家の弁護士を演じるリチャード・ギアは、どこを切っても「リチャード・ギア」な面白さを逆手に取ったキャスティングでハマってる。その弁護士がノートン演じる青年を無罪にするべく戦う法廷サスペンス。
殺されたのは司教。青年への司教による虐待。そしてその青年は二重人格だった。片方の人格は無罪を主張し、もう片方は自白する。彼は無罪か有罪か、それとも…。二転三転するストーリー。裁判は弁護士有利で進んで行くが、ラストで新たな真実が…。ひぇ〜。ぞぞぞっ。無罪を勝ち取った弁護士は、最後に呆然と立ち尽くす。思い込みによる真実。都合よく作られた真実。真実は何処へ…。余談だけど、ノートンとデニーロが再び組んだ新作「Stone」。デニーロなら喰われないでしょうし、楽しみですね。できれば年内に日本公開してほしいものです。

映画「真実の行方」原題:Primal Fear(1996年/アメリカ/129分)
原作:ウィリアム・ディール『真実の行方』福武文庫(絶版)
製作:ゲイリー・ルチェッシ
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:スティーヴ・シェイガン、アン・ビダーマン
撮影:マイケル・チャップマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:リチャード・ギア、エドワード・ノートン、フランシス・マクドーマンド  
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2010年05月19日

25時|スパイク・リー

俳優トビー・マグワイアの初プロデューサー作品で、プロデューサーにはジョン・キリクも名を連ねる。撮影はイニャリトゥ監督作品に欠かせないロドリゴ・プリエト。原作「25時」はデイヴィッド・ベニオフのデビュー作。この作品の脚本も書いた原作者ベニオフが監督と主演俳優に指名したのが、スパイク・リーとエドワード・ノートン。ってことで、やばいね。

エドワード・ノートン演じる主人公モンティは既に逮捕され7年の実刑が確定している。そのモンティが収監されるまでの自由な時間、24時間を描いた映画。25時はそれが終わる時間だ。確かクローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」を観た時にこのブログで「何とも言えない映画です。観てない人に説明なんかしたくない映画です。」と書いたけど、この作品もそう。

これはアメリカ映画なんだけれども、いわゆる白人映画ではないのね。スパイク節が随所に散りばめられていて、アメリカとニューヨークの抱える色んな側面が映し出されるけれども、どの国の人でも観れる映画として作られてるのがいい。
ありえない展開や嘘みたいな事は何も起こらず、淡々と刻々とモンティの24時間は過ぎて行くのね。観客は主人公モンティがどうなるのか展開を解って観てるわけ。その24時間に、誰と会うのか、片づけておくべきことは何なのか…。カメラと登場人物との距離感がすごく好き。何しろエドワード・ノートンが最高!

スパイク・リー監督「25時」原題:25th Hour(2002年/アメリカ/136分)
原作:デイヴィッド・ベニオフ『25時/25th Hour』
製作:トビー・マグワイア、スパイク・リー、ジュリア・チャスマン、ジョン・キリク
監督:スパイク・リー
脚本:デイヴィッド・ベニオフ
撮影:ロドリゴ・プリエト
音楽:テレンス・ブランチャード
編集:バリー・アレクザンダー・ブラウン
出演:エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、
   バリー・ペッパー、ロザリオ・ドーソン
●スパイク・リー監督「25時」公式サイト >>

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以下、予告編です。  Continue>>
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